2008.03/08(Sat)
今日行こう!



もうすぐ3月10日といえば東京大空襲のあった日です。今日は自分が住んでいた辺りの情報があれば調べたいと思い一度行ってみたかった台東区にある東京大空襲・戦災資料センターへ行くことに。
子供のころ墨田区・錦糸公園でよく遊んだものですが、プールの脇に土盛りがいっぱいある一角があった。親からは「そこにのぼるのではないよ」といわれ意味がわからなかった。日本が戦争にまけたことも、空襲にあったことも、知ろうと思わなかった。後でわかったことだが、焼死体がまとめられ埋めてある場所だったようです。(遺体数13,951体)
商売をしていた自宅が焼夷弾で燃えて手が付けらなくなり、母親の背におぶわれ(1歳)錦糸公園に避難して助かったということは後で聞いていましたが何の疑問も持っていなかった。後に早乙女勝元の書いた岩波新書「東京大空襲」を読んで、これはなんだったのかと強い衝撃を受けた。
米軍の空撮には、私の家は周りと同様、跡形もない。幸い身内に死者がでなかったことは不幸中の幸いでした。翌日撮った写真ということは私もその写真の中にいたことになる。私の家は関東大震災にもあっているので2度目の被災になる。ですから家の記録は何も残っていない。その頃、父親は私が生まれた頃亡くなっているので、過去のことを知ることを無意識のに避けていたようでした。10万人余の死者、非戦闘員を無差別絨毯爆撃よって焼き殺すということは恐ろしいことです。
昨年は亀戸・カメリアプラザで開かれた「東京大空襲を語り継ぐつどい」で井上ひさしの講演など聴きましたが、原風景、原体験の日として忘れえぬ日であります。



| BLOGTOP |